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未熟者ですが。

ある単なる山の日の話

自分ではたいして疲れていないと思っても、定期的に大きな休息を取ることは必要なのかもしれない。

 

そんなに仕事が忙しいわけでもないが、しばらく体調を崩していた。原因はだいたい分かっているつもりで、メンタルのお話だったので、自分の中で解決するときを待つしかないのだとずっと思っていた。土日を何度か挟んでいたけれど、休んだところで一時的に心が軽くなっても月曜日にはまた起き上がれない日々が始まるだけだった。

 

状況が変わったのは8月の三連休終わりだった。山の日という謎の祝日を迎えた金曜日、いつもの土日とは違ってなーーーんにも考えずに朝昼を迎えた。

起きてから、何故か「部屋を綺麗にしよう」と思って家の中を掃除した。昼といってもギリギリ午前の11時くらいに起きたので、時間がゆったり流れていた。昼過ぎまで寝て13時に起きるのとでは、たった2時間だけどかなり感じ方が違った。

午後は相棒の再放送をちらちらと見ながらいろいろ作業をしていた。この時、掃除をある程度し終わっていたので、達成感がただよっていた。「こんなにやることやってもまだ午後4時なんだ。今日はいい日だな」。13時に起きていたら、3時間なんてアッと言う間だ。

 

幸か不幸か、その三連休は三日間ともに用事がなかった。「一日をこれだけ充実して過ごした上に、あと二日も休める?!?!」なんて贅沢なんだろう。残り二日をまるまる自分の好きなように使えるのだ。何故だか、その時に気持ちがものすごく軽くなった。掃除ややるべきことをきちんとこなした達成感と、それなおまだ1/3しか消化していないという安心感のようなもの。

 

以来、月曜日には心なしか気持ちも軽く出社できた。

 

p.s. 下書きに書き溜められていたので、いまさら公開。この気持ち今読み返してもわかるなぁ。生活が善くまわるサイクルって、ある。