知識のメガネで現実を見る
フジロックに行ってきた。
今年は2回めの参加だったので、初めてだった去年よりも勝手がわかって動き回りやすかった。
去年と違ったのは雨だったこと。ずっとレインポンチョをかぶりっぱなしだった、まあレインポンチョ可愛いから良かったけど、最後強めの雨がつらかった…。
ずっとレインポンチョをかぶっていて、帰り道、地元に降り立って初めて傘を指した。
すごい。
体に雨が降りかからない!
傘ってすごい。
文明ってすごいんだなー。
などと思った。
こんな新鮮な気づきは久々な気がする。
高校生超えてくると、どんどん小手先で理解するようになる。
だから本当の意味で理解をするということが減ってきた。
フジロックでは、ゴンドラに乗って久しぶりに自然というものを眺めた。
山々が連なる風景を20分見ていた。
あれは常緑樹かな、あれは針葉樹っぽいな、よくわからないけど。と、なけなしの知識を巡らせながら風景を眺める。
ふと、小学生の頃を思い出した。小学生や中学生の頃。理科の校外学習みたいなものがあった。普段教室で、紙の上で覚えた知識のメガネで、現実世界を見る喜び。
当然、紙の上の知識と現実は違う。
現実にしかない発見がある。
そんなことを思い出したフジロックだった。