備忘録:なんでやりたいことを諦めて来たんだろう?
なぞだ。全くもってなぞだ。
なんでやりたいことを諦めて来たんだろう?
小学生の頃はファッションショーを見るのがすきだった。
ファッションデザイナーになりたいと思った。
中学3年生のとき、学校の自画像のデッサンで10段階評価で10点をもらった。
高校1年生のとき、粘土でキャラクターを考案して作る授業では6点くらいだった。
ちょうどその頃、自分の大学の進路を考え始める。
あまり時間はかからなかった。
「自分にはちょっとした才能はあるかもしれない」
「でもトップにはなれないと思う」
「創造性があるタイプじゃない」
そう思い、美大に行くのはやめた。
美大に行くことはリスクだと思った。
綺麗なものが好きだった。
美しいものが好きだった。
広告がやりたかった。
感動したのは、旭化成のCM。
山口百恵「さよならの向う側」のカバーが流れる、枯渇した土地で異民族が「ここは昔、湖だったんだ」と言っているCMだ。
感動した。
見たとき、たぶん涙が出たと思う。
CMってこういうことも出来るんだと思った。
美しい広告がたくさんあった。
美しいと言えば、美しいミュージックビデオもたくさんあった。
Mr.Childrenの一時期のMVをよく担当されていた丹下紘希さんのMVが好きだった。
そもそもMr.Childrenをとりまく表現も好きだった。
森本千絵さんがアートワークとかしていた。
そんなものが作りたかった。
サークルでは映像を作った。
バンドのMVや、ちょっとかっこいいエフェクト系の映像とか。
でもそんなに突き詰めなかった。
強い「やりたい」を持たなかった。
「やりたい」を自然と失くしてきた。
ずっとそんなふうに生きている。
広告がやりたかった。
プロモーションがやりたかった。
本当はデザインが好きだった。
本当は芸術が好きだった。
でもお金にならないと思った。
きっと数%の上位が富を独占するんだと思った。
好きなことはあるけど仕事はべつ、とか思った。
それは間違ってはいない気もする。
でも仕事を違うことにしたからって、デザインを諦める必要はなさそうだ。
いつだって、見た目が気になる。
ブログも内容以上に見た目のセンスが目につく。
もうそういう人間なのだ。
デザインから逃れられない。
デザインを勝手にやればいい。
だったらやればいいのだ。
まず勉強とかじゃなくて、まず作ればいい。
やりたいようにやろう。
大学のときみたいに。
そして書きたいことを書こう。